捻挫や脱臼を繰り返す人がいます。よく「脱臼は癖になる」というのが、この事です。
捻挫や脱臼をしてしまうと、その瞬間、その関節に関わる筋肉に異常な負担がかかります。急激に引っ張られ、筋肉が持つ弾力性の限界を超えてしまうのです。
一般的に知られている脱臼には、肩の脱臼、肘の脱臼、顎の脱臼、股関節の脱臼、膝の脱臼、指(手・足)の脱臼があります。脱臼の症状には、関節部の痛みや腫脹、関節の変形、関節を軸にその先の部位が正常に動かす事ができないなどがあります。 どの脱臼でも問題になるのが、習慣性脱臼(いわゆるくせになる状態)です。脱臼は関節から骨の関節面がはずれることです。関節から骨がはずれると本来の関節の動きが不能となり固定されてしまいます。これを弾発固定(弾発抵抗)といいます。この症状が脱臼特有の症状でもあります。脱臼を生じると同時に、関節を構成する靱帯や軟骨も損傷します。関節を構成する靱帯は、骨と骨を繋いで関節を支持し、関節運動を行うときの支えになります。また軟骨は、関節の適合性を高める役割があります。従って脱臼を整復しても靱帯や軟骨の修復がされないと再脱臼を起こしやすくなります。この再脱臼を予防するには、靱帯や軟骨の修復がされるまで安静固定を行うことが大切です。突き指などで脱臼した際に、安易に引っぱって整復する方もいますが専門知識をもたない人が安易に整復することはよくありません。ときには骨折を伴っていたり、靱帯や軟骨の激しい損傷を合併していたりすることもあります。むやみに引っぱったりせず、患部を固定もしくは支えて速やかに接骨院か整形外科へ受診してください。
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リハビリテーションとは、身体に障害を有するものに、その残存機能を最大限に発揮することにより、身体的・心理的・社会的・職業的・経済能力を回復させることであると定義されています。怪我におけるリハビリテーションとは、怪我や固定によって低下した損傷部位の柔軟性や、損傷部位周辺の筋力等の機能性を、怪我をする前に近い状態まで回復させる事を指します。しかし、基本的に受傷直後は、まず患部の炎症・出血等を落ち着かせ、その後は、患部の血行を促し、損傷部位の回復を図る必要があります。 また、損傷した靭帯など軟部組織がある程度修復するまでの間は、患部の固定をする事が必要不可欠となります。リハビリテーションは、基本的には患部の状態がある程度回復・安定してきてから行います(自己判断で痛めたところを無理やり動かしていては、患部の状態が悪化するばかりです)。すぐに肩を脱臼する人は、三角筋等の肩周りの筋肉が弱っていますし、よく足首をくじく人は、腓骨筋等が弱っている場合が多いようです。これら「捻挫や脱臼癖の原因」が解れば、適切な整体・カイロプラクティック調整を受けることにより、怪我の再発を防ぐ事は可能となります。「捻挫・脱臼後のリハビリテーション」を行って、関節本来の能力を取り戻すのです。
最近、「柔整」という言葉をよく耳にします。特に専門学校の学部として多く開設されています。そこで、この機会に「柔整」のことを調べてみました。
柔道整復術は、日本古来より伝わる外傷治療法で、骨折・脱臼・打撲・捻挫などに対し行われる外傷治療術です。けが人を回復させる技術として伝承、東洋医学と西洋医学を組み入れて発展し柔道整復術として確立してきたとされています。現在は骨・関節・筋・腱・靭帯などの軟部組織の損傷によって生じる骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、正しい状態に整えて修復させる、手術をしない「非観血的療法」という独特の手技によって整復・固定・後療等を行い、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる治療術です。以前は、家伝の接骨術を継承してきたほねつぎや、柔道の師範・師範代、経験者でも相当な実力を有する者が資格を取得し、道場に併設する形で営まれる接骨院が多かったそうです。柔道整復師を目指す学生は、「柔道により、柔道整復の源を学ぶとともに、健全な身体の育成及び礼節をわきまえた人格を形成する」という教育目標をふまえて柔道の実技を行うそうです。
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